Gifter は、現在準備中です。

STORY

ファストファッションの優位性が確立されている今、敢えて自分の作りたいものを小ロットで作り、販売していく意味があるのか?

と、考えてしまう時もあります。


そんな時は改めて、どのような気持ちでこのブランドを立ち上げ、何の為に発信していきたいのか。
原点に戻り考え直すようにしています。


このブランドを立ち上げるまでのストーリー。
ご興味のある方は是非ご覧頂ければ幸いです。

           
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[カジュアルが大の苦手]

このブランドを立ち上げたオーナーMの実話です。


キラキラのワンピースにハイヒール。
女の子らしい服装やギャルファッションが大好きで、自分の服装の満足度により日々のモチベーションがアップダウンする毎日。
若者の聖地と呼ばれていた"まるきゅー"こと渋谷109で、15歳からショップ店員とウェブモデルを務めていました。

将来は絶対にブランドディレクターになりたい!と、高校卒業後は両親に高い学費を払ってもらい、新宿の有名大学でファッションビジネスについて学んでいました。




[19歳で妊娠。23歳で3児の母へ]

初めての妊婦生活は、8カ月で体重が13キロ増えてビックリ。

20歳3か月で母親となり、子供のヨダレや涙を身体で受け止める生活がスタート。生活場所は主にスーパーや公園へと変わり、大学を退学したその日を最後に東京に足を運ぶことは一切無くなりました。


愛する我が子のハーフバースデーで、デニムのミニスカート×白ニットで娘とお揃いコーデ♪
ベビーカーを押してプリクラを撮りに行きましたが、どうにも周りの視線が痛い…。


同時に突然主婦となった私は、毎日洗濯する事の大変さを知りました。子供は勿論、親である私も毎日数回着替えるように。
次第にニットや装飾がついたワンピースなどは避けるようになりました。


成人したばかりの同級生は物凄くキラキラしていて、大学生活や友達彼氏との自由な時間を楽しむ姿が目に入る。勿論皆それぞれ好きな服を着て!!

いいなぁと思いながら、仕方なく安さ重視でTシャツとトレーナー、デニム、スニーカーを買った。トレーナーやスニーカーを一つも持っていなかった事に、その時初めて気が付きました。

新しい服を買ってこんなにテンションが下がったのは初めてだなぁ~・・・。



その後、22歳で第二子を出産。
23歳で第三子を出産。

その頃にはTシャツのラクさ、洗濯のしやすさに勝るものはなく、毎日当たり前にカジュアルウェアを着ていました。


そんな自分に満足していたのか??

『私はママになったから仕方ないんだよ』
と言い聞かして過ごしていましたが、よくよく考えると暇さえあれば“いつか子育てが落ち着いたら着たい服”を検索していたような気がします。

ママあるあるでしょうか?



[転機]

3人目の子供が10か月になった頃、なんとなく時間を有効活用したくて自宅でライバーを始めました。

今やライブ配信は一般的ですが、2020年当時はまだ認知度も低く、「変わった事をしている」「自宅で配信?何それ?」という印象だったと思います。

それを機に、久々に人前で自分の姿を見せる生活が再来。


配信は平日毎日していたので、その為にメイクをして髪の毛を巻いて、配信の時だけニットやワンピースを着てみたり…。

その瞬間はめちゃくちゃ自分のモチベーションもあがり、久々にファッションで心動かされる自分が戻ってきました。今日のファッションのテーマやお気に入りのポイントを周りに伝えるその時の自分がやっぱり大好きで✨

でも一度育児に戻ると動きにくさや汚れたくないという煩わしさから、いつもの無地Tシャツに着替えたりしていました。



[今こそ、自分でブランドを作れば良い]


《動きやすい》《扱い易い》
カジュアルウェアの良い部分も沢山知る事が出来た今、育児奮闘記には必要不可欠なアイテム。
でも、そこにファッションの楽しみが見出せないというのが正直な感想でした。

柄が入った商品も沢山ある。でもどこか子供っぽく感じて手が伸びない。私が着たいのはこれじゃない…!



《品がある》《大人っぽい》《華やか》《被らない》
私の求めるファッションの醍醐味をここに組み込んでいきたい。

母親のみならず、お仕事で動きやすい服装を強いられる場合など、同じように感じている方がいるのではないだろうか?


もっともっと心動かされるカジュアルウェアが欲しい。

ド派手でなくて良い!
少しのポイントで良い。
プラス一色、色味があれば良い。

無地よりちょっと気分が高まる、その絶妙な感覚にヒットする一着を自分で作ろうと決めました。



いつの間にか忘れかけていた
『ブランドディレクターになりたい!』
という大きな夢。

思いもよらぬタイミングで母になり、ファッションから遠ざかっていく一方で、こんなカタチで実現していくなんて想像もしていませんでした。



[25歳4児の母。Gifterプロデュース]

(※写真は妊娠9か月です)

OPEN準備を進めている最中、実は4人目を授かっていました。

正確に言うと、4人目の妊娠が分かった事をキッカケに「よし!ブランドを立ち上げよう!」と決めました。


このタイミングを逃したら、また歳を重ねてしまう。

よく“落ち着いたら”という言葉を耳にしますが、これから新たな命が生まれるこのタイミングで“落ち着いたら”は数年来ない事を、既に分かっていたからこその考えかもしれません。
なんせ4人目なので!

またそんな事を考えているタイミングで、YouTubeなどで活躍している高校時代の友人と電話をする機会があり、一緒にブランドを立ち上げるという話でまとまりました。


すぐさま屋号を立てて個人事業主になり、
第三子の娘を保育園に入れて、
ロゴからサイトのページ、商品デザイン、撮影、編集・・・
あの日退学した大学時代に学んでいた事をひとつひとつ思い出して、それなりに形にしようと頑張りました。



2021年10月30日:GifterOPEN

一緒に始めた友人のファンの方々を初めとし、どこかから知ってくれたお客様達が自分の作った商品を購入してくれる事は、今まで感じた事の無い喜びと達成感、感動に溢れていました。
本当にありがとうございます。

【こういうデザインの商品を探していました!】という嬉しいお言葉を頂いた時には、思わず涙が…。


その後、新作の制作やSNS運営に悩む日々が続き、2022年10月の一周年を機に友人は引退してしまいましたが、これからは私が責任と誇りを持ってこのブランドを大切にしていきたいと思います。


2022年10月30日:RENEWAL OPEN

最初の一年間で学んだ事は数えきれない程ありました。またブランド運営と別でアパレルのショップ運営を始めたことにより、沢山の実践的な知識のみならず
《ものづくりに対する気持ちの持ち方》
《人がお店に求める事》
《顔が見えない相手とのやり取り》
《取引相手との信頼関係の重要性》
《ストーリーの大切さ》
書ききれない程多くの事を学びました。


芸能人ではない人が作る服が売れるのか?

人は何に心を動かされて服を買うのか。

その動機や重要性は人それぞれだと思います。

私は是非このSTORYを知った上で、思いの丈や拘り、私の作る服を信じて購入して頂く事が出来れば最大限に幸せです。



【presentとGiftの違い】

リニューアルオープン時、Instagramのポストにも投稿させて頂きましたが、
“present(プレゼント)”と“Gift(ギフト)”の違いはご存知でしょうか?

presentとは、贈り物という意味ですね🎁

Giftも贈り物という意味は同じなのですが、presentより『より高価な、より儀礼的な』というニュアンスが含まれます。また《神様からの贈り物》という意味で、『才能』『天性』などを表す場合にも使われる単語です。

ご購入頂いた商品と共に、そこに込めた様々な願いや想い。愛情や期待。また何年経っても着用する度に感じられる幸福感をGiftしていける、そんな
Gifter(=Giftを与えられるブランド)
になりたいという思いでこのブランド名を決めました。


長い文章をここまで読んでくれた方々。

いつもGifterを応援してくれて、支えてくれる皆様。

これからもどうぞよろしくお願い致します。


2023.1.1 Gifter オーナーM

Instagram:@minyo_minami